「教える技術」は誰でも身につけられる!
最大のポイントは、部下のやる気や根性ではなく、行動に着目して、指導や育成を行うということ。「行動科学マネジメント」=「教える技術」
「いつ・誰が・どこで」行っても効果が上がる科学的なメソッドなので、教え手(上司)と学び手(部下)がどんな人でも、(組織の中の2割のハイパフォーマーを除いた)残りの8割の人たちを短時間で戦力に変えることができます。「教える技術」の実践は、必ずやあなたとあなたの部下や後輩を救うでしょう。
・部下や後輩が成長しないのは、あなたが教え方を知らなかっただけ
できるプレイヤーができるマネージャーだとは限らない。
教える技術を身につければ、人を育てることが楽しくなる!
・行動を変えれば必ず結果も変わる
すべてのビジネスは行動の集積でできている。
注目すべきは結果ではなく行動です。
行動に着目する。これこそが教える技術の最大のポイントです。
・いつ、誰が、どこでやっても同じ効果が得られる
行動分析学で示されている理論や法則は、すべて数々の実験結果から導き出された科学的なものなので、再現性があります。つまり、いつ、誰が、どこでやっても、同じ結果が得られるということです。
・そもそも教えるとは?
部下や後輩の成長に根性ややる気は関係ない!
教えるとは、相手から望ましい行動を引き出す行為である。
望ましい行動への導き方には2種類あります。
タイプ①
相手が望ましい行動を身につけていない場合
⇒望ましい行動をできるようにする。
タイプ②
相手が間違った行動をしている場合
⇒望ましい行動へと変える
教えるにあたって大事なのは、部下の行動の観察・分析です。
・望ましい行動をしていないなら、その行動ができるまで教える。
・行動が間違っていれば、それを正しい行動へ変えさせる
・望ましい行動ができているなら、その行動をさらに実行し続けさせる
行動というキーワードに着目して見つめ直すと、上司であるあなたがやるべきことが
見えてきます。
※部下の根性ややる気を正すのが、あなたの仕事ではありません。
部下から、望ましい行動を引き出すことこそが、上司がすべき、教育、育成、指導なのです。
・教える内容を知識と技術に分類する事。
知識とは、聞かれたら堪えられること。
技術とは、やろうとすればできること。
・できる社員の行動を徹底分析する。
部下が望ましい行動=成果につながる行動を行えるように導く
答えの見つけ方は簡単。優秀な社員の仕事ぶりを観察すればいいだけ。
なぜなら、成果を出している人は成果の出る行動をしているからです。
ひとつひとつの行動を細かくピックアップする事。
又、複数の優秀な社員の仕事ぶりを観察、分析するのが理想的。
そうすることで、結果を出すために絶対欠かせない行動が浮き彫りになってきます。
※成果につながる望ましい行動を一覧に書き出す事。
そしてチェックリストを作る。
リストに書かれている行動は、成果を出している人の行動ですから、それを再現すれば、どんな人でも成果を上げられる可能性が大いに高まります。
チェックリストを作るのには時間がかかりますが、一度つくっておけば、他の部下を指導する際にもそのまま活用できます。
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