お世話になっております。

スポーツドリンクで例えると、ゲータレイドでお馴染みBTW営業部tigerです。

 

あのデカイ飲み口が良いんですよね、飲みづらくて

あと、稲妻マークに「G」って書いてあるのが当時すごくカッコよかったんです

今はあまり見かけなくなりましたけど…..

 

そんな、時代に淘汰されゆくものがあれば、今もなお遺伝子レベルで日本人の精神に食い込んでいる作品がこちら!

【空手バカ一代】

 

原作は、巨人の星やあしたのジョー、タイガーマスクなど、スポ根漫画の始祖こと【梶原一騎】

作画は、うしろの百太郎、恐怖新聞を手掛けたホラー漫画家【つのだじろう】

本作品は、ところどころ漫画らしいフィクションを挟んでいながらも、ほとんど実話として描かれている作品となっています。

 

 

元々、スポーツ記者をやっていた梶原一騎先生が、実在の主人公『大山 倍達(おおやま ますたつ)』を取材した際、

起伏に富んだ人生にひどく感銘を受け、後世に残すべく筆を執ったと語っていました。

 

 

~あらすじ~

昭和20年特攻隊から復員した大山倍達が、ヤクザの用心棒から一念発起して、空手を極めるべく山籠もりを始めます。

山籠もりの中で、自然の岩を拳で割ることができるようになった大山は、自らの力を試すために戦後初の全日本空手選手権に出場し、圧倒的な力で優勝を勝ち取ります。

その後、闘牛を素手で殺し、北海道では素手でクマに挑み、拳銃やマシンガン相手にも空手一本で挑み続け、

【地上最強】までに上り詰めた、大山倍達の人生を描いたノンフィクション漫画となっています。

 

本作品は、第6部構成となっており「闘牛との格闘」や、「クマとの激闘」などはエピソードとしては、ほんの一部分です。

一番怖かったのは、マシンガンだったと語る大山に対して、クマは?闘牛は?と疑問も抱かなくなってしまうくらいに作品を読んでいると感覚が麻痺してしまいます。

 

【闘牛を素手で殺す大山倍達】

 

 

【第一部 超人追求編】

大山倍達が山籠もりをして、全日本空手選手権を優勝。その後の、牛との闘い、弟子、有明省吾との絆と死別。

それをきっかけに自暴自棄になり起こしてしまった殺人、遺族の憎しみと罵倒に耐えながらの償いの日々、やがて誠意が通じ許されるまでを描いています。

 

「素手で岩を割るまで山から下りない!自身の空手のみを極める!」と、硬い意思で山に入った大山倍達は、

めちゃくちゃ寂しくなってすぐに下山しようと考えてしまいます。

ですが、大山はその気持ちをグッと堪えて、もうこんな気持ちにならないように考えに考え…..

 

”片眉を剃り落とします。”

【第二部 無限血闘編】

殺めたしまった被害者の遺族から許された大山倍達は、渡米し、

日本人に対する敵意剥き出しの中、プロレスラー、プロボクサーとの死闘、FBIへの空手指導等を行う。

 

【第三部 悲願熱涙編】

大山倍達は、日本に帰国し結婚をし、アメリカとハワイでの試合で稼いだ金で豪邸を立てました。

ですが、詐欺に遭い財産を全て騙し取られてしまいます。

 

全てを無くした大山倍達は、貧乏ながら自らの「大山空手」の後継者を育てるべく、『大山空手道場』を設立しました。

その後、成長した弟子たちが指導できるようになったところで、大山倍達は海外に旅立ち、

タイ式ボクシングの王者、フランスでサファーデ王ボーモン、地下プロレスの帝王ロゴスキーと死闘をします。

そこで、改めて大山倍達は「いつまでも牛を倒せる力を維持してやる」「実戦の道だ。死ぬ時は戦う男として死ぬ道だ。」として、

「剣禅一如」ならぬ「拳禅一如」を誓うのでした。

(この第三部で、つのだじろう先生は降板し、以降は影丸譲也が作画担当になり、改めて第一話のような雰囲気で再スタートとなりました。)

 

【第四部 昭和武蔵編】

ニューヨークでも『大山空手道場』を開いていたのですが、初心者ばかりの門下生たちが町のチンピラにボコボコにされてしまいます。

それに激高した大山倍達は、相手のボスをボコボコにして、『大山空手道場』の信用を回復させます。

そんなニュースを見た、ジャック・サンダクレスという男が「闘牛と戦ってみろや!」と大山倍達を焚きつけます。

そこで、前述でもお話した「闘牛殺し」をやってのけるのでした。

 

【第五部 空手巌流島編】

かつて大山倍達が生涯唯一の敗北を喫した香港拳法界の重鎮、陳老人を上回る最強の拳法家との死闘。

大山倍達は、ニューヨークにて陳老人率いる李青鵬一派と公開他流試合を開催して白黒を付けるところまで持って行きます。

 

【第六部 世界制覇編】

陳老人との死闘をへて、日本に帰ってきた大山倍達は、念願だった全日本空手道選手権大会を開き、

他流派の空手や、ヘビー級の黒人ボクサー、体重130kgの柔道家、

「キックの帝王」沢村忠を16回もダウンさせてKO勝ちしたタイ式ボクサー「サマン・ソーアジソン」等が参戦し、

現在のK-1の形を形成する格闘大会を開催しました。

その後、大山倍達は最終目的であった「第1回オープントーナメント 全世界空手道選手権大会」を開き、

その大会で”日本人が優勝しなければ切腹をする。”と豪語してしまう。

最終的に、日本人の極真空手家が優勝し大山倍達の大願が成就、物語は幕を閉じます。

 

 

~まとめ~

大山倍達は、極真空手の第一人者として、活躍した実在の人物です。

起伏に富んだ人生に梶原一騎先生もほれ込み、最終的に義兄弟の契りを交わすぐらいになりました。

1973年に、アニメ化もされてこれを見て空手を始めて男の子も多かったそうです。

 

余談になりますが、本作品を元に作られた作品が週刊少年チャンピオンで連載中の「グラップラー刃牙」です。

グラップラー刃牙に登場する極真空手のトップ「愚地独歩」こそが、大山倍達であり内容も酷似しています。

 

グラップラー刃牙や格闘漫画が好きな方には、おすすめです!

古い作品なので、どこかで見つけたら是非見てみてください。

むせるほど熱い漢を感じられること間違いなしです。

この記事を書いた人

tiger